英語のリスニング力が伸びない人の理由と効率的に伸ばす方法

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英会話の上達、特にリスニングの上達に苦労していませんか?リスニング力の向上は日本人が特に苦手としています。片言で話すことが出来るようになっても相手が何を言っているのかを理解することが出来なければコミュニケーションを取ることが出来ません。

私達日本人はリスニングが苦手なのには理由があるんです。今日は日本人がリスニングが苦手な理由とそれを克服しリスニング力をアップさせる方法をご紹介しますので是非参考にしてみてください。

 

1.多くの日本人がリスニングを苦手とする理由

理由1:日本語は音の種類が少ない

私達が普段当たり前のように使っている日本語は他の言語と比較して音の数が少ないというのが英語リスビングが苦手な理由の一つです。

日本語は母音ひとつとっても「あいうえお」の5つしかありません。英語の場合、基本音だけでも13種類あって、R音なども含めて数えると20種類を超えてしまいます。

つまり日本語を話す私達の耳はたくさんの種類の音を聞く力が備わっていないと言えます。

理由2:周波数の違い

日本語と英語は周波数が全く異なります。日本語の周波数は125〜1,500ヘルツの範囲で耳に伝わってくるのに対して英語(ブリティッシュイングリッシュ)は2,000〜12,000ヘルツの範囲で耳に伝わってくるのです。米英語でも750〜5000ヘルツといったように日本語とは周波数が異なるのです。
つまり私達日本人は英語の周波数を耳で処理する能力が鍛えられていないのです。日本人でも小さな子は英語の周波数を聞く能力を持っています。ただ、日本語ばかり聞く環境が続くことで言語脳が日本語用に固まってしまうと言われています。このように周波数の違いも日本人が英語リスニングを苦手とする大きな理由となっています。

理由3:リズムの違い

日本語と英語では言葉のリズムが全く異なります。日本と同じリズムで英語を聞こうとしても聞き取ることが出来ません。ロックの8ビートやジャズの裏拍が苦手な人が多いのもこのせいです。

また日本人である私達が正しい文法でネイティブに話しても何度も聞き返されることがあるのは英語のリズムで話せていないために相手が聞き取ることが出来ていないためです。とても歌が上手い日本人が英語の歌を歌ったときに上手いんだけどなんか違うといった違和感を覚えるのもこのためです。

2.英語リスニングを向上させるためのコツ

知っている単語のみを拾おうとしない

英語リスニングのコツは「知っている単語を一生懸命聞こうとしない」ことです。相手の言っていることを理解するためにこちらが知っている単語を拾ってニュアンスを理解しようとします。ですがその方法を続けてもなかなかリスニング力は向上しません。自分の知っている単語の発音と実際にネイティブがしている発音が違っていると聞き取ることが出来ませんよね?また、英語は前後の単語が異なると同じ単語でも発音が異なる場合があります。

リスニングが上手な人は単語1つ1つを拾おうとはせずに英語をリズムで、メロディーで聞こうとしています。単語ではなくまとまったフレーズを積み重ねて英語を聞いています。単語を聞き取ろうとする習慣からの脱却が必要です。

リスニングが上達しない理由は英語を日本語に変換しようしていることが原因かもしれません。英語を日本語に変換していると英語のスピードについていくことが出来ません。

また知らない単語が出てきた途端にパニック状態に陥るために途中で理解不能となってしまうのです。リスニングを上達させるためには日本語への変換をやめ、英語は英語として理解するクセをつけていくことが大切です。

例えばappleという単語が出てきた際に「apple→りんご→赤い丸い果物」といったように「りんご」という変換をしないことです。

「apple→赤い丸い果物」というふうに理解するクセをつけていく必要があります。

英語のリズム、抑揚に慣れる

日本人がリスニングが苦手な理由でもご紹介したように英語と日本語ではリズムが異なります。日本語と同じリズムで聞こうとしているうちはリスニングはなかなか上達しません。まずは英語のリズムに慣れることが大切です。

また英語は日本語と比べると抑揚があります。つまり抑揚を意識しながら聞くことで相手が言いたいこと、大切な部分を意識することが出来るようになります。リスニングの練習の際は抑揚を意識しながら、まるで歌を覚えるようにリズム、強弱、アクセントに慣れること集中してみてください。そうすることで英語のリズムに慣れてきます。

さて、ここまでご紹介してきたようリスニングを上達させるコツは頭で理解しているだけでは意味がありません。何事も練習あるのみですね。英語リスニングを上達させるためにはスポーツと一緒で反復練習は欠かせません。

今日ご紹介したコツを意識しながら何度も何度も英語を聞いてあなたの耳や脳を英語に慣らしていきましょう。

次にご紹介するのはいつでもどこでもリスニング練習出来るアプリをご紹介します。英語リスニングは練習するぞ!と意気込んでガッチリやるよりもちょっとした隙間時間や移動時間にコツコツ積み重ねていくことが大切です。

集中してじっくり聞くリスニング練習も大切ですがとにかく聞きまくれるようにどこでも聞けるアプリを使ってみてください。

英語のリスニング力をアップさせるためのオススメアプリ5選

ここからは、英語のリスニング力をアップさせるためのアプリをご紹介していきます。

NHK WORLD JAPAN

NHK WORLD JAPANは、NHKが出している無料のアプリです。日本国内の話題やニュースを英語で発信しているアプリのため、興味や関心が高いニュースを聞けるというのが特徴です。そのため、これからリスニングを勉強しようと思っている方や、リスニングの初心者の方には特にオススメしたいアプリです。先ほどご説明したように、リスニングはとにかく量をこなすことが大切ですので、通勤・退勤の電車での移動時間や、空き時間を見つけてはこのアプリで英語を聞くようにしましょう。

出典:https://itunes.apple.com/jp/app/nhk-world-radio-japan/id530407514?mt=8

価格:無料

TED AudioBooks

TED AudioBooksは、各ジャンル毎でトップクラスの知識や経験を持った専門家の人たちがプレゼンを行なっているアプリです。プレゼンテーションは当然英語で話しているのでリスニングの勉強として非常に活用できるアプリと言えます。聞き取りやすい話し方はしてくれていないのが難点ですので、初心者の方にはハードルが高いかもしれませんが、レベルの高いプレゼンを見ながらリスニング力をアップさせることができるので、必ず入れておきたいリスニングアプリの一つと言えます。

出典:https://itunes.apple.com/jp/app/ted-audiobooks-wu-liaode-ying/id879097399?mt=8

価格:無料

TEDICT-TESで英語を習おう

TED AudioBooksと同じで、TEDのプレゼンテーションでリスニング力を鍛えるアプリです。しかし、TED AudioBooksとは違う点が一つあります。それは、ディクテーションという学習方法が取り入れられていることです。ディクテーションとは、聞いた音声を文字に起こすという学習方法です。聞いた英語が自分の認識と合っているかどうかを正確に把握することができるので、どこの部分に苦手な場所があるかがハッキリと分かります。とはいえ、ディクテーションは長くやって初めて効果が出る学習法と言われていますので、このアプリを使ってコツコツとリスニング力を磨きましょう。

出典:https://itunes.apple.com/jp/app/tedict-tedde-ying-yuwo-xiou/id537961396?mt=8

価格:240円

BBC News

BBC NewsはイギリスのBBCが出している公式アプリです。BBCが流している動画やラジオの音声を聞くことでリスニング力をアップさせることが期待できます。日本人向けに作られているアプリではないので、ハッキリ言って聞き取りにくいです。しかし、ニュースが話題になっているため、興味を持って聞き続けることができます。英会話の中級者以上の方はこちらのアプリで英語のニュースを聞きまくりましょう。

出典:https://itunes.apple.com/jp/app/bbc-news/id364147881?mt=8

価格:無料

duoLingo

duoLingoはリスニング専用のアプリではないものの、総合的な英語学習という意味では最も優れているアプリと言えます。ゲーム要素が強いため楽しみながら英語を学ぶことができます。英語学習はダイエットみたいなものです。何度も挑戦しては失敗する、、、その繰り返しだと思います。しかし、ダイエットも英語学習も”成果が出るまで続ける”ことこそが最も大切な要素です。なかなか英語学習が続けられない、、とお悩みの方は、まずはこのアプリから初めて見るのが良いでしょう。

出典:https://itunes.apple.com/jp/app/duolingo-ying-yuwo-wu-liaode/id570060128?mt=8

価格:無料

短期間でリスニング力をアップさせたいなら英会話をしよう

冒頭でもご説明をしましたが、リスニング力をアップさせたいなら量をこなすことに他なりません。そして、短期間でリスニング力をアップさせたいなら、強引にでも英語圏の海外に引っ越してしまうことです。そこで、強制的に生活を送れば嫌でもリスニング力はアップします。しかし、そうは言ってもいきなり海外に引っ越すなんてことはほぼ全ての人が無理だと思います。そこで、オススメなのがオンライン英会話です。

正直、オンラインである必要はなく、毎日ネイティブの方と英会話ができれば何でも良いのですが、ネイティブの方と知り合いという方は少なく、英会話教室に通うのは面倒という人が多いと思います。オンライン英会話は朝や仕事の休憩時間などに英会話ができるので、毎日お手軽に英会話ができることがポイントです。

オススメのオンライン英会話サービス

今、オンライン英会話はたくさんのサービスがあります。では、実際にどのサービスがオススメなのか?実際に様々なオンライン英会話サービスを利用してみては挫折をしまくった私がオススメできる英会話サービスをご紹介します。

NativeCamp

NativeCampはオススメです。本当にオススメ。月額4,950円(税別)でレッスンを受けられるサービスと、他のオンライン英会話のサービスと大差がないように見えます。しかし、実は大きな違いがあります。

  • 無制限にレッスンを受けられる
  • 予約不要で24時間レッスンを受けられる
  • Skype不要でレッスンが受けられる

上記の3つが他のオンライン英会話のサービスとは大きく異なる点です。月額費用を払えば、1日に何度もレッスンを受けることができます。しかも、オンライン英会話の特徴であるSkypeを使わないため、Skypeの設定が不要です。そしてなにより、予約不要で24時間レッスンを受けられるというのが最大の魅力です。通常、オンライン英会話というのはレッスン日と時間を事前に予約しておかなくてはいけません。これが結構面倒で、続かないという方が多いです。毎日、同じ時間に出社をして同じ時間に帰ってくることが出来るという方は問題ないかもしれませんが、ほとんどの方は無理でしょう。NativeCampは事前予約不要でレッスンを受けることができるので、仕事から帰って来て食事をしたあとでもレッスンを受けることができます。そのため、忙しい社会人の方でも手軽に英会話を続けることができるんです。忙しい方や、いつ英語学習の時間が取れるかわからないという方ほどNativeCampはオススメできます。払ったお金が無駄にならないようにするためにも、空いた時間にすかさずレッスンができるNativeCampから始めてみるのがオススメです。

NativeCamp:https://nativecamp.net/

オンライン英会話の国内最大級のレアジョブ

レアジョブはオンライン英会話のサービスの中でも最大級の会社です。国内最大級だけあって講師の数もとても多く在籍しています。正直僕は予約を取るのが面倒ということと、25時以降はレッスンができないということで徐々にモチベーションが落ちてしまって挫折をしてしまいましたが、Googleカレンダーにスケジュールが同期できたりと便利なシステムが多く、しっかりと時間を取って利用できる方にはオススメサービスと言えます。

レアジョブ:https://www.rarejob.com/

DMM英会話

DMM英会話は毎日1回のレッスンを月額4,950円で利用できるオンライン英会話のサービスです。オススメできるポイントとしては、世界60カ国の講師がそろっているということです。オンライン英会話は講師がフィリピンの方というのがほとんどです。そのため、オンライン英会話に慣れている人ほど新鮮に感じるでしょう。比較的安い価格で利用できるので試してみるのは良いかもしれません。

DMM英会話:http://eikaiwa.dmm.com/

上記のようにオンライン英会話はサービス毎に特徴は異なりますが、個人的に一番のオススメは好きな時間に好きなだけレッスンを受けられるNativeCampです。挫折しやすい僕が未だに挫折すること無く続けられているのが一番の理由です。

まとめ

何度もお伝えしましたが、リスニングは数をこなすのが最も大切です。勉強法や考え方については冒頭でお伝えした通りですが、最初のうちはとにかく英語を聞きまくるようにしましょう。そうすることで、少しずつ英語が耳に慣れていって次第に単語が聞き取れるようになっていきます。今回の記事を参考にしていただいて、リスニング力をアップさせてネイティブの方との英会話を楽しんで頂けると嬉しいです。

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