TOEICは時間配分&理解力で高得点をゲットする!私の勉強方法紹介します

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「TOEICは後半で時間が足りない…」「あと15分あれば!」と、毎回TOEICのたびに感じていませんか??

しかし、もしあなたが「時間配分さえできれば…」と思っているなら、それは大きな落とし穴。

結論からいうと、TOEICでスコアアップを狙うためには「時間配分」と同時に「理解力」をしっかりと身につけていかなければなりません。

小手先の時間配分だけでは、せいぜい50点アップがいいところ。

この記事では、リーディングセクションのなかでも難関といわれるパート7を中心に、「TOEIC時間配分のコツ」と「リーディング力アップの勉強方法」をお伝えしていきます。

いま550~600点のあたりにいる人なら、ここを徹底するだけで一気に100点アップも狙っていくことができますよ!

TOEICリーディングセクション「時間配分の穴」はココ!

 

TOEICのリーディングセクションは、パート5・6・7と分かれています。

TOEICテストで時間が足りないと感じているあなたは、上から順番にひとつずつ解いていき、パート7に入ったところあたりで焦り出しているのではないでしょうか?

そんなあなたは、まず、リーディングセクションの「どの部分で」時間配分を間違えているのかをチェックしていきましょう!

比較してみて!リーディングセクション理想の時間配分

TOEICのリーディングセクションは、合計75分です。75分という与えられた時間と問題数から、まずは理想的な時間配分をチェックしていきましょう!

あなたが行っていた時間配分と比較してみてくださいね。

内容 設問数 理想の時間配分
Part5 短文穴埋め 30 10〜12分
Part6 長文穴埋め 16 10〜12分
Part7 長文読解 54 50〜55分

「パート5・6をそれぞれ10分で?」と思うかもしれませんが、ハイスコアを狙うならここは時間をかけずに解きたいパートです。パート5・6の穴埋めは「文法問題」か「語彙力問題」に分かれます。

文法問題なら、英語は文法ルールがしっかりを決まっているので、そのルールさえ覚えておけば簡単に解けます。語彙力問題は、消去法でも解いていくことが可能ですが、考え込むのはNGです。

パート7で時間がなくなる人は、パート5・6で「悩みすぎている」ことが多いんです。過去、受けたTOEICテストをちょっと思い出してみてください。

今までみたことがある問題、少し考えれば答えが出てきそうな問題があると手が止まって考え込んでいたのではないでしょうか?思い出せることもありますが、大半は出てきそうで、出てこない。ことが多いのではないでしょうか?

「時間が足りない!」と感じるあなたはこの部分で「悩みすぎている」ことが多いんです。

私もそうでしたが、TOEICのスコアが600点台を超えてくると、自分の英語力に自信を持ち始めます。難しそうな問題でもなんとなく全体像がイメージできたりすると、ついムキになって解けるまで粘ってしまいます。

しかし基礎的な問題が大半を占めるTOEICで、実力以上の問題に時間をかけることはナンセンス。まずは確実に解ける問題で点数を取っていきましょう!

次のTOEICでは先ほどの表で記した理想の時間配分を意識して解答してみてください!(TOEIC公式の練習問題でもOK!)

この時間配分が意識して解答出来るのであれば、「リーディングセクションはどこから手を付けるか問題」はどこから解答しても問題ないので解決出来ます!

リーディングの徹底攻略で劇的スコアUPが実現する

TOEICの全体所要時間は約2時間。そしてリーディングセクションは75分。あなたはどのようにしてリーディングセクションに取り組んでいますか?

私が最初にTOEICを受けたときのスコアは550あたりでした。そこから毎月TOEICを受け続け、一年後には750点を突破。もっとも苦戦したのは600点台から700点を突破する壁でした。

理解力無しで高得点は狙えない!

私がTOEIC600点台から700点になかなか進めなかったとき、リーディングセクションの後半では時間がまったく足りませんでした。選択肢から「これでいいや」と当てずっぽうに解いていたことがほとんどです…。(これを「塗り絵」なんて呼んだりするみたいですね!)

つまりほぼ理解せず、なんとなくで回答を選んでいたのです。(おそらく、ここを読んでいるあなたもそんな感じではないでしょうか?)

その後、いろいろなTOEIC指南書を読みあさり、だいたい共通して書いてあるのは「時間配分がコツ」という内容でした。たしかにとくに難関となるリーディングセクションは時間との闘いです。

そこで参考書によくある「設問から読む」「分からない問題は飛ばす」を実践してみたんです。するとどうでしょう…なんとリーディングセクションのスコアに大きな変化はありませんでした(笑)

これはどうしてなんだろう?と考えながら、さらにTOEICの勉強を進めていくと、あることに気づいたんです。それは「パート7では文書のなかに答えは必ずある」「設問の内容をしっかり分かっていないと問題が解けない」ということ。

これに気がついてから私のTOEICの点数が伸びるようになっていきました。

私が気がついたこと:理解しないままのテクニックは無駄

「設問の内容を理解できない」のに、以下のようなテクニックを実践していた私。

  • 設問から読む
  • 難問は飛ばす
  • 全文は読まない

どれもどこかの参考書に書いてあるように思いませんか?実際そのとおりで、多くのTOEIC攻略本に上記の内容がテクニックとして書かれています。

このなかで、ハイスコアをめざすうえでも必要なテクニックは「難問は飛ばす」のみです。そのほかの「設問から読む」と「全文は読まない」は650点を超えたあたりから通用しなくなります。これは、ハイスコアになるほど「理解力」が求められるため。(それに、「全文は読まない」といっても結果的に読むことになります笑)

パート7に関してですが、文書の内容を覚えていれば、あとから設問を読んだって解答できると感じませんか?

小学校のときにおこなった「国語のテスト」をイメージしてもらうと分かりやすいので、下の文章を読んでみてください。

これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。むかしは、わたしたちの村のちかくの、中山というところに小さなお城(しろ)があって、中山さまというおとのさまがおられたそうです。

その中山から、すこしはなれた山の中に、「ごんぎつね」というきつねがいました。ごんは、ひとりぼっちの小ぎつねで、しだのいっぱいしげった森の中に穴(あな)をほって住んでいました。

引用:http://www.yanabe-e.ed.jp/01nankitiMap/nankiti_siryo/gon_zenbun.htm

読みましたか?では私から質問です。

Q:「わたし」はなんという名前のおじいさんから、この話を聞いたでしょうか?A:①太助 ②茂平 ③裕介 ④保

ほとんどの方が一瞬にして②を選んだか、もしくは答えを探すために文書に戻っても数秒で見つけられたのではないでしょうか。それはあなたが、文書の内容をしっかりと理解していたからです。

先に設問を読まなくても、最初から文書の内容を理解(と、少しの記憶)ができていれば、時間の短縮にもなりますし、正解率も上がるということです。

「理解力」、つまり本当の意味での英語力こそが、高得点の攻略法、そして最短ルートです!

パート7では時間配分以上に「理解度」が重要!

TOEICのリーディングセクションのなかでももっとも難関で、時間配分が難しいといわれるのが「パート7」です。

パート7では以下3タイプの長文問題が、全54問だされます。

・シングルパッセージ:ひとつの文章を読み、それについての問題を解く。
・ダブルパッセージ:ふたつの文章を読み、それについて5つの問題に答える。
・トリプルパッセージ:3つの文章を読み、それについての問題を解く。

シングル・ダブル・トリプルと、文章量は変わりますが、「設問の答えは文書のなかにある」ということだけは変わりません。

たとえばダブルパッセージでは「人物」「(コースなどの)種類名」「会社名」「ホテル」などの単語が、高確率で2つ以上セットになって出てきます。これはどういうことかというと、散らばっている2つの情報をいかに正確に見つけられるかを問われているんです。

流し読みで分かったつもりになっていては、点数を取ることのできない問題ということ。…と、ここであなたは「時間配分が知りたいのに!」「ぜんぶ読んでいたら時間が足りない!」と思われたことでしょう。

ですが時間配分とはあくまでも小手先のテクニック。TOEICはテクニックで点数を取れる部分と、そうではない部分があります。高得点を狙うためは「小手先では通用しなくなる壁」があることを覚えておいてくださいね。

解答スピードも理解力も同時にUP!リーディングが得意になる2つの方法

ではTOEICで、「国語のテスト」が出来るようになるためにはどうすれば良いか?

それは

・「時間配分」つまりスピード、

・「長文理解力」

この2つを同時に上げていくことです!

以下、この2つの能力をアップさせるための具体的な方法を解説していきます。

パート5&6:400~500点の基礎英語力を定着させる

リーディングセクションのなかでもパート5・6に関しては「語彙力」「文法力」が問われるということは先に記述いたしました。そこからさらに掘り下げて見てみると、「基礎的な文法力」が重要です。

たとえば「時制」「冠詞」「熟語」、TOEICではこれらの問題が出ることはほぼありません。(あったとしても1~2問程度)しかしこういった時制や冠詞は日本人が苦手とする分野でもあるので、ついつい時間をかけて勉強してしまいますよね。

ですがTOEICのリーディング5・6で点数を取るためには、それ以上に「基礎的な文法問題」をぜったいに間違わないこと・とにかく語彙力をつけておくことが重要。

そのためには600点~ハイスコアの問題集ではなく、まずは400~500点台のロースコア向け問題集をおこない、徹底的に定着させましょう。もしお手元に中学校の英語教材があれば、それを活用するのもおすすめ。

問題集を活用し、基礎英語力を定着させる勉強のポイントは、以下のとおり。

・何度もくりかえし解く
・毎日必ず復習する
・制限時間を設ける

とくに語彙力に関しては「毎日必ず復習する」と「くりかえし解く」がカギとなります。「この単語、見たことはあるんだけど…」を増やしても意味はありません。また「制限時間を設ける」ことにより、TOEICの時間配分にも慣れましょう。

最初は1問20秒、次は10秒…と自分に合ったペースで徐々にスピードアップを意識してくださいね!

パート7:長文を精読して理解力をUP!

リーディングに慣れるため、そして理解力を上げるために「多読」をしている人も多いと思います。しかしその「多読」、本当に身についているでしょうか?

・まったく意味が分からなくても文章を目で追っている
・一度読んだら(目をとおしたら)すぐ次にいっている
・これまで読んだ文章の内容はほぼ覚えていない

‥‥上記のような方法で「多読」をおこなっているとしたら、残念ながらそれは間違いです。もちろん英文に慣れることはできますが、「理解」がともなっていませんよね。私もこの「間違った多読」によって膨大な時間を無駄にしたことがあります。

このような多読をくりかえしても、結局は長文にあたったときに「どんなことが書かれているのかさっぱり分からない…」「設問の答えがどこにあるのか検討もつかない…」という状態から抜け出せませんでした。

ではどうやって抜け出したか?

それは「多読」から「精読」にシフトしたんです。精読とは、なんとなくイメージは湧くと思いますがとにかく「丁寧に読み解いていくこと」。

ひとつの長文から、文法的な構造はもちろんのこと、単語や熟語まで逃さず丁寧に読み解きます。この「精読」によって、得られる英語力は以下のとおり。

・文型を瞬時に理解できるようになる
・英語コロケーションが増える
・単語・熟語を含めた語彙力UP

文型(SVOなど)が理解できればより正確でスピーディな長文読解が実現しますよね。むしろ精読を身につけてから多読が正しい順番で、多読は精読ありきです。

精読トレーニングの方法

それでは、おすすめの精読トレーニング方法を解説していきます。

①本を一冊、または小説の一段落程度の量になる文書をえらぶ

精読トレーニングは一文ずつ行いますが、「段落終了ごと」に復習をします。より深い読解力を身につけること、そして英文の構成パターンを知ることが目的です。

②一文ずつ文章をノートに書き写す

記入しやすいように、2~3行程度のスペースを取りましょう。(キレイに書けるとあとから読み返すのが楽しいですよ!)

③新出単語(熟語)をチェックする

ここでいう「新出単語」とはあなたが知らない単語のことです。書き写した一文とは別のところにまとめて書くと分かりやすいです。このときチェックするのは、意味・アクセント・品詞です。(熟語も同様)ただし、ここで暗記する必要はありません。

④書き写した文章の上に品詞を書き込む

ひとつひとつの単語の上に、「名詞(n)」「動詞(v)」などを細かく書き込んでいきます。ここは文章の構造に進むうえでとても重要なため、省くことなく丁寧におこないましょう。

⑤文型を読み解く

書き出した品詞をもとに、一文ずつ文型を読み解いていきます。(S+V+O+Cなど、どの文の文型か分かる位置に書きこむ)

⑥日英で要約(サマライズ)文章を作ってみる

これは一文ずつではなく、段落分ごとにおこないます。最初は「(文章の内容で)伝えたいこと」「キーワードとなる単語」などを書きだし、日本語でサマライズを作ってから英訳する流れでOKです。

段落ごとに復習⇒次の段落へ進む、という流れでおこなってください。さらに精読が終わったら必ず音読と黙読もくりかえします。また、次の精読に進むときには同じジャンルのものにすると理解力が高まります。

たとえば「プラスチックゴミによる環境への影響」という内容を精読したら、次は「身近でできる環境保護活動」といった具合です。

精読トレーニングにおすすめの教材2つ!

英語ニュース

参考URL:App Store

こちらはアプリですが、日英スクリプト付きで、最初から段落分けもされているのでとても使いやすいです!

本来はリスニング教材アプリなので、音のつながりや単語のアクセントが知りたいときにも役立ちます。気になるニュースを選んだら、そのニュースを段落ごとにひとつずつ、丁寧に精読していきましょう。無料なので、今すぐ始めることができますよ!!

また精読後、ひとつの文章(私の場合はニュース)をどれくらいくりかえしているかというと…最低一ヶ月、毎日です。

英文「超」精読

参考URL:Amazon

本気で一から丁寧に精読を身につけていきたいなら、こちらがおすすめです。

Chapter1~9まで、それぞれ「英文の基本構造」から「5文型」「関係代名詞」など、細かく分野を分けて精読していくことが出来るのが特徴。

レベル的には初心者~中級者向けのやさしい内容なので、とまどうことなく使っていけます。スキマ時間ではなく、毎日30分~1時間程度集中して勉強したい方におすすめです。

精読は最初こそつまらないトレーニングですが、何度もおこなっていくうちに、英文法の構造がパズルのように思えてきて楽しくなってきます。とくに「速く」読む必要はまったくありませんが、確実にTOEICのパート7に活きてきますので、まずはやってみてくださいね!

まとめ

TOEICで時間が足りない!と思ってしまうあなたは時間配分のテクニックを身につけるより、今までないがしろにしてきた「英語の基礎」を改めて見直すことをオススメします!

特に「高得点を取るためには難しい問題も解かなくちゃ!」と思い込んでいたあなたにこそ基礎学習を強くオススメします。

英文を精読することは高得点を取るためには遠回りに感じてしまうかもしれません。でも、私自身「精読」をすることで700点の壁を超えることが出来ました!オススメした教材でも良いですし、お気に入りのテキストがあればそれでも構いません。是非、精読にチャレンジしてみてください。

きっと、英語力がアップしていることに気がつけるはずです!

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