日常英会話で恐れず話せるようになるための12のポイント

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「外国人とペラペラ話している人をみかけるとうらやましい」「外国人を目の前にすると緊張して言葉が出てこないし、何を言っているのかわからなくて逃げ出してしまう」「海外旅行でも簡単なことすらいえなくて恥ずかしい思いをした」「中学校でも高校でもあんなに英語を勉強したのに、どうして英語がしゃべれないんだろう?」そんな人はいませんか?でもこれは日本人みんながかかえる問題です。あなただけではありません!今回は、日常英会話をする際に心がけたいポイントについてご紹介します。

どうして日本人は日常英会話が苦手なの?

日本人は英会話が苦手といいますが、それはどんな理由があるのでしょうか。

  • 学校の英語教育が文法にかたよる
  • 学校で英会話の練習をしない
  • 日本人ははずかしがりでコミュニケーションが不得手
  • 話し嫌いな人が多い
  • 文化の違いに戸惑う
  • 一問一答に不慣れ
  • NOが言えない

このように、学校教育ばかりか我々の国民性や文化も英会話を苦手にしているのかもしれません。

でも大丈夫!だって実際ペラペラの日本人もたくさんいるんですよ。その人たちも昔は話せなかったんです。じゃあ、どうして話せるようになったんでしょう。話せる人と話せない人の違いはなんでしょうか。それはちょっとした物の見方と考え方の違いなんです。そこで、話せるようになるための12のポイントをあげてみました。考え方と見方を変えてみてください。そして、ちょっと練習をするだけで、あなたもすぐペラペラになれるんです。まずはそのポイントです。

  1. 一問一答を心がける
  2. Noをいう
  3. Sorryを言わない
  4. 魔法の言葉を身につけよう!
  5. 自信を持つ!
  6. 発音に集中するより、ゆっくりはっきり話すことを心がける
  7. 言葉以外のコミュニケーション方法を意識して!
  8. 話すより質問する
  9. キーワードを反復する
  10. 賞賛の表現を増やす
  11. あらかじめご了承ください
  12. ランゲージエクスチェンジパートナーを作る

どうですか?こんなポイントご存知でしたか。そんなに難しくないと思いませんか?それではそれぞれのポイントを例をあげながら詳しくご説明しましょう。日常に役立つ便利な英会話表現も付け加えましたので、ぜひ参考にしてください。

1.一問一答を心がける

日本人は案外、質問に対してシンプルに答えるのが苦手なものです。例えば、”Would you like have a cup of coffee with me?”(コーヒーでも飲みに行きませんか?)といわれると、謙虚さが先にたって「いや、迷惑じゃないかな」「私は時間があるけど、いそがしいんじゃないかな」など考えちゃいませんか?そして、なんと答えていいかわからない、なんて状況におちいりませんか?私たちは普段、自分の意思を 聞かれたり、答えたりする習慣がないので、”Would you like…? とかDo you like…?”などと聞かれてしまうと本当に困ってしまうんですよね。でも、実際はこんな質問が英語ではよくされます。こんなときは一問一答をこころがければ、”Yes, I would like to.”または”Yes, I do.”という答えがでてくるはず。そして、気になるのでしたら”But do you have time ? ” “Aren’t you busy now?”など気になることを後から付け加えるのです。

まずは質問に答え、そして後付する、のがキーポイントです。

2.NOを言う

日本人ははっきりNOというのが苦手です。日本語ではそういうコミュニケーションをしてないのですから仕方がありません。でも、英語ではNOを言わなくてはならない場面がたくさんあります。例えば、お店で買い物をしているとき”Do you need a bag?”(袋は必要ですか)という質問に「大丈夫です。すみません。」などと相手に配慮した言い回しをしたくて”I am fine. Thank you.”と答えてしまいたくなるものです。でも、これは英語の習慣では相手はよくわからないんです。欲しいのか欲しくないのかわからなくて、もう一度質問されるでしょう。こんなときも先ほどのように一問一答を心がけて、袋が必要なければ”No. Thank you.”とはっきりNOを言えばいいのです。

NOを言うことを恐れずに!

3.Sorryを言わない

日本人はとても謙虚なので「すみません」をよく使います。これは日本の文化ではコミュニケーションにとても必要な言葉です。でも、英語の文化では日本語で話すときと同じように使っていてはちょっと多すぎ、な印象になってしまいます。そして「何でこの人こんなに謝ってるんだろう?」と不思議がられるでしょう。でも、ちょっと見方を変えてみましょう。よく考えれば「すみません」も「ありがとう」に言い換えられる場面がおおくあるものではないですか?例えば、落し物を拾ってもらったとき、とっさに「すみません」と言ってしまいますよね。でも、これは拾ってくれた人に感謝する気持ちもありませんか?英語の文化ではこのときはもちろん”Thank you!”です。また、言葉がなかなか出てこない、つまってしまったとき、”Sorry”と言うのではなくて”Excuse me”とか”Pardon me”といえば謝っている感じになりませんし、むしろ礼儀正しい印象になります。

SorryとThank youとExcuse meを上手に使い分けましょう。

4.魔法の言葉を身につけよう!

英語の国では子どもに”What’s the magic word?”と親が聞くことがよくあります。答えをご存知ですか?そう、答えはPleaseです。子供の時に作法として、悪いことをしたときはSorryと謝ることを教えるのは日本とまったく同じですが、それと同じぐらいにPleaseもたたきこむんです。子供の時にかならず言いなさい、と誰もが教わる言葉ですから、これを大人の私たちが言わないのはとても相手に失礼になります。海外旅行先のレストランで、ただ”This one.”とメニューを指差すだけで注文してませんか?これはとても失礼なんですよ。大人なら最低でも”This one, please.”とプリーズをつけましょう。または”I’ll have this one, please”と文章になれば最高です。

また、このPlease、とにかく使い勝手がいいんです。相手に何かしてほしいことがあれば、単語+Pleaseだってとてもいい方法です。 例えば、スーパーで袋が欲しいとき、”Plastic bag, please”といってもいいし、”Bag, please”と袋を持つしぐさをして言うのもいいでしょう。文章が口から出てこなくてこまるときは、単語で伝え、そしてこのPleaseを言えば相手に失礼にならない、まさにMagic word(魔法の言葉)になるのです。

Pleaseを忘れずに!

5.自信を持つ!

英語ネイティブは先生ではないんです。英語で話しているとき、あなたの英語を評価することはぜったいにありません!あなたがどのぐらい英会話ができるか、日常会話が得意なのか、そんなこと気にしてなんていないんです。それよりその場のコミュニケーションが成立することを望んでいます。たとえば、海外旅行先のホテルでお湯が出ないとしましょう。こんなとき、すごく困りますよね。どんな言い方をしたらいいのかいろいろ考えるでしょう。でも、”No hot water in my bathroom. I don’t like it. Change my room, please.”と言ったっていいんです。ここでは、お湯が出ない、不満である、解決をして欲しい、という伝えたいことを明確にして話をしています。これはとても明瞭で相手にも伝わりやすいです。これで立派に英語で要求を伝えることができます。

日常会話ができない人の多くは自信が持てない悩みを持っています。違う言葉で話をするのですから、それは当然です。でも、あなたはいつもあなたです。日本語で話しても英語で話しても同じあなた。何も恐れることはありません。いつもどおりのあなたでいましょう。

あなたはあなた。いつも自信をもって話しましょう!

7.発音に集中するより、ゆっくりはっきり話すことを心がける

発音、とても気になりますよね。でも、これはあまり気にすることはないんですよ。ネイティブは発音が悪くてもちょっとなまりがあっても聞き取ってくれるものです。私たちが外国人の日本語を聞いてもあまり発音を気にしませんよね?それとおんなじなんです。ただ、英語と日本語の発音の違いは大きいですから、話をするときはいつもより大きめに口をあけて、口周りの筋肉をよく使うことを心がけるといいでしょう。そして、何よりもゆっくりはっきり話すようにしましょう。かっこよくすらすらと話したいと思いますが、最初のうちは一語一語はっきり間合いをとりながら話をすると相手にもわかりやすくなります。

英会話はゆっくりはっきりと話しましょう!

8.言葉以外のコミュニケーション方法を意識して!

英会話が苦手というみなさんは、文法や言い方ばかりに気を取られていることが多いです。でも、コミュニケーションは言葉だけじゃなく、いろいろな要素も必要になります。たとえば、目の動き、手の動き、表情、態度、場所、音、服装、などです。困っているときは困った顔をして両手を横に広げながら”I have a problem.”(ちょっと困ったことがありまして)ということもできますし、驚いた話をするときは目を大きくあけて”Did you know?”(ねえ、しってた?)と話し始めるのもいいでしょう。これらの言語外の要素もコミュニケーションをスムーズにするのにとても役立ちますし、とてもネイティブっぽいですよね!

ちょっと話がそれますが、言葉以外に意思を伝達す方法について触れたいと思います。海外旅行に出てレストランで食事をしたとします。たいてい会計はテーブルでしますが、なかなか店の人が来てくれない。”Excuse me”と声を出しても騒音にかき消されて相手にとどかない。そんなときは、手を上げてバイバイするように手を振ったっていいんです。また、遠くのウェイターと目があったとき、ジェスチャーで要求を伝えます。親指、人差し指と中指で何かをつまむような形にして、親指で人差し指と中指の腹ををさするようなしぐさをすると、たいていどんな国でも「お金」のことを言っている、と思ってくれます。遠くからでも会計がしたいという意思が伝わり”Alright. I’ll bring you a bill.”(わかりました。いま伝票を持っていきます)と伝票を持ってきてくれるでしょう。

言葉以外の意思を伝える方法も工夫してみましょう!

9.話すより質問する

実際、外国人と面と向かって話さなければならない状況がきたとしましょう。何を話そうか、どう話そうか、と悩みますよね。でも、自分から話をすることばかりきにしなくてもいいんですよ。そんなときは、質問することを心がけてみてください。そう、自分が話せなければ、相手に話させればいいのです!またそのとき、Yes, No で返事が返ってくるような質問ではなく、5W1Hの質問文が、相手の答えが長くなっていいですよ。たとえば、海外から来たお客さんが相手としましょう。”How do you like Japan so far?”(日本はどうですか?)”Why Japan?” (どうして日本?-どうして日本に来たの、という意味で)”Where do you like to visit?”(どこにいきたいですか?)”What’s the best thing for you so far?”(一番良かったのは何ですか?)”Who’s your favourite Japanese celebrity?”(日本人の有名人で好きな人は誰ですか?)などなど、質問攻めにしちゃうのも楽しい英会話をするコツです。

話せなければ、聞いちゃいましょう。5W1Hが効果的です!

10.キーワードを反復する

上手に質問ができて会話が始まったとしましょう。日本語は「はい、はい」とあいづちを打ちながら聞くのが習慣ですが、英語でも”Yes,Yes”と文節のたびにあいづちを打つのはちょっとうざったい印象をもたれます。会話のターンが相手に渡っている最中は、なるべく静かに口をはさまずに相手の話を聞いているのがマナーです。でも、話の継ぎ目であいづちとして、相手のキーワードを反復すると相手の話をより深く掘り下げたりするのにとてもいい方法なんです。例えば、”I have been to Neko café yesterday.”と話が始まったとして、このとき”Neko café?”と相手のキーワードをあいづちの代わりに反復するんです。そうすると相手には話しに興味を持ってもらえた、と思うのでそれだけで、猫カフェのエピソードをたくさん話してくれるでしょう。また、他のあいづちとして”Did you?” (そんなことしたんですか?)”Right”(そうですか)”Is that right?”(そうなんですか)という表現もよく使われるので覚えておくといいでしょう。

あいづちはYesではなく、キーワードの反復です!

11.賞賛の表現を増やす

日本語ではあまり相手を賞賛する表現を使いません。「いいですね」とか「すごいですね」が一番多く使われているでしょう。でも、英会話では賞賛や驚きの表現がたくさんもちいられます。たくさん覚えて、たくさん使うと相手の気分がもりあがり、会話に花が開くでしょう。以下は例です。

【賞賛の表現】

Good、Brilliant、Fantastic、Wonderful、Excellent、Great

【驚きの表現】

I can’t believe  it、Oh my goodness、Gosh、You are joking!、No way、Oh boy、Oh dear、

この中から発音しやすいものをいくつか覚えておくのもいいですね。賞賛の表現についてはちょっと言いすぎ、な感じもするかもしれませんが、日本の文化より感情表現がゆたかですから、決して言いすぎにはなりません。

賞賛の表現をふんだんに使って、相手の気分をあげましょう!

11.あらかじめご了承ください

私が出会ったコミュニケーション上手な人に、こんな人がいました。まず出会ったとき、はじめに「あらかじめご了承ください」と前置きをしたんです。前置きとはその人は日本語を勉強していた留学生ですが、「私の日本語はまだまだですから、わからなくても怒らないでください」と冗談交じりの前置きで、とても楽しい気分にさせてくれたのと、「何かあったら助けてあげよう」と思ってしまいました。これは私たちが英語を話すときにも十分応用できますよね。「私はまだ練習中ですから」「緊張しているので」「何度もきいちゃうかもしれませんけど」「まだ上手じゃないので」「発音がよくないので」とにこやかに言えば、言われたほうは悪い気はしないし、逆にがんばっているだなぁと思うでしょう。また、おもしろいことにこれを言うだけで、「なんかコミュニケーション上手なできるやつ」と好印象をもたせることもできるんです。以下に表現の例をあげておきますので、ぜひご活用ください。これを言うときは生真面目な難しい顔はせず、おちゃめな表情で言ってみるのも相手を緊張させないコツでしょう。

I am still on practicing my English. So please be patient.

まだ英語を練習中などで、ご了承ください。

I am very nervous now. So please forgive me.

とても緊張しているので、お許しください。

I might ask you to repeat several times. I hope you don’t mind.

何度も繰り返してもらうように頼んじゃうかもしれませんが、いいでしょうか。

*もちろんいいですよ!という意味でこの場合の返事はNo I don’t mind at allなど、まずNoで始まりますから驚かないでくださいね。

I am still struggling with pronunciation.  I appreciate if you correct me.

発音に苦心しているので、直していただけたらうれしいです。

12.ランゲージエクスチェンジパートナーを作る

やっぱり、英会話が話せるようになるには練習が必要ですよね。なんでも練習すればするほど上達するものです。英会話学校に週一回からできれば二回通うととても上達が早くなります。やっぱり英会話学校は英会話のプロですから、続ければ効果が出ます。ここにあげたようなアドバイスもされることでしょう。でも、ちょっと予算が…というなら、ランゲージエクスチェンジパートナーを見つけるという方法もあるんです。ランゲージエクスチェンジパートナーって何?という人も多いでしょう。簡単にいえば、言語交換です。英語と日本語を交換する、つまり二人で会話の練習をするわけですが、あなたは英語の練習、相手は日本語練習をするのです。パートナーと一時間話をすることにして、最初の30分は日本語で話す、または日本語に関する質問に答える、など日本語の時間とし、後半は英語で話す、または英語に関する質問をする、という英語の時間にするのです。やり方はいろいろあるので、これはパートナーとあなたの英語力と日本語力で何をするかを決めればいいでしょう。トピックを決めてそれで自由に会話するのも良いし、いろんな表現を教えてもらうのもいいし、架空の場面を設定してロールプレーをするのも英会話学校などでよく行われている方法です。

では、どこで相手をみつけるか。学生さんなら大学キャンパス内で留学生をつかまえればいいでしょう。でも、そうでない人に日本語学校をおすすめします。実は日本のいろんなところに、日本語学校があるのをご存知ですか。日本に日本語を勉強しに来ている人がたくさんいるんですよ。インターネットで探すとたくさん見つかるでしょう。そういたっところにEメールを送り、まずはボランティアなどを募集していないか聞いてみてください。急に英会話の練習相手を探している、といってしまうと怪しい人と思われてしまうかもしれません。でも、日本語のボランティアをしたいといえば怪しまれないでしょう。きっと日本語会話練習の相手を探しているところが見つかるでしょう。そして、そこでボランティアをして、気があった人に個人的にランゲージエクスチェンジを申し込むのです。日本語を勉強しに来ているんですから、きっと喜んでもらえるでしょう。

また、日本語学習関連書籍がある本屋で声をかける、という方法もあります。ちょっとナンパみたいではずかしいですが、これもただで英会話を上達させる方法!とがんばってみてください。日本語の教科書を手にとっている人に、まずは日本語で話しかけてみるのがいいでしょう。うまく気があったら連絡先を交換し、第一回ランゲージエクスチェンジの日時を決めましょう!ただ、会うときには、コーヒーショップなど人の多いところで会うという気遣いも必要ですね。

また、あいにく日本国内でパートナーを見つけられないときは、ネットが非常に便利です。海外には日本の文化が好きで、日本語を勉強している人がたくさんいます。その人たちも多くはお金をかけずに自分でコツコツと日本語を勉強しているんです。また、地域によってはまわりにまったく日本人がいない、というところもたくさんあるのは当然です。その人たちはネットでアニメを見たり、日本のドラマをみたりして日本語を聞いて勉強し、それと同時に日本文化に憧れを持っています。最初はsスカイプなどを使ってチャットから練習をはじめて、同意が得られれば実際顔を見ながら会話の練習ができるようになるかもしれません。

最後に

いかがですか。日常英会話がペラペラになる12の方法をご紹介しました。英会話の上達にむけてがんばってください!Enjoy your speaking English anywhere and anytime!

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