そのまま使える!英語で相槌を打つときの超便利なフレーズ集

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ある程度の英語を話せるようになったけれど、いざ実際に英語のネイティヴ・スピーカーと会話をしてみると、なぜかうまく会話が進まない!ということはありませんか?そんなとき、実はちょっとしたコツで会話をスムーズに進められるようになるのです。それは、上手に相槌を打つことです!しかし、日本語では簡単にできる相槌も、英語だと知っているヴァリエーションが少なくて上手くできないことがありますよね。そこで今回は、様々なシチュエーションでの英語の相槌を、実際の会話の例を挙げながらご紹介していきます。

<相手に同意する相槌>

 相手が話をしているときに、黙ってその話を聞いているのは不自然ですよね。一対一の会話であればなおさら、相手の話に上手く相槌を打つことがスムーズな会話のカギとなります。まず、相手の話に同意を表したいとき、あるいは単純に「そうなんだ」というニュアンスを表したいときの相槌をご紹介します。

 最もシンプルな相槌は、Yes、Yeahなどだと思います。Yesは「はい」、「ええ」、「そうですね」という感じで、どんなシチュエーションでも使えます。日本人がよく使うYeahは、実は使うときに少し注意しなければなりません。というのも、Yesよりもやや崩れた英語の表現なので「ああ」、「そうそう」というニュアンスになるのです。ですから、目上の人やあまり親しくない人には使わず、友達同士や仲の良い人に対して使うようにしましょう。

 他にも簡単な相槌として、RightやTrueが挙げられます。これらはまさしく「正しい」や「本当」という意味で、相手の言っていることが正しいときに使いますが、伝わるニュアンスは「そうだね。」くらいの意味です。会話の中での例をみてみましょう。

-You look tired. You need some rest. (「疲れているようだね。休んだほうがいいよ。」)

-Right. Actually I couldn’t sleep well last night. (「そうだよね、実は昨日よく眠れなかったんだ。」)

 他にも、相手の言っていることがまさに的を射ていたり、激しく同意したい場合は、Indeed! (「たしかにね!」)やExactly! (「まさにその通り!」)、あるいはAbsolutely!(「全くその通り!」)などを使うと、表現の幅が広がります。いずれも少し発音が難しいですが、覚えておくと便利な表現です。例えばこんな風に使うことができます。

-I want to study at a university, but the problem is, I need much more money. (大学で勉強したいけど、問題は、もっとたくさんお金が必要ってことなんだ。)

-Exactly! I have the same trouble. (「その通り!私も同じ状況だよ。」)

いつもYesやYeahばかり使ってしまうという方は、ぜひこれらの相槌も使ってみてください。簡単ですが、自分がどれくらい相手に賛成しているのかを的確に表現できるので、とても便利です。

<驚きの相槌>

 相手の話していることが自分にとって新鮮に感じたり、すごいと思ったり、びっくりしたときは、その感情に合わせた相槌を使うようにしましょう。もちろん、Ohとか、Wowとかの感嘆詞を使って驚きを表現することもできます。しかし感嘆詞のみだとあまりにもヴァリエーションが少ないので、次のような相槌の仕方をご紹介します。

 まずはシンプルに、 Cool!(「いいね!」)やWonderful! (「すごいね!」)、Great!(「いいね!」)、Brilliant!(「すばらしい!」)、Nice!(いい感じ!)といった形容詞を使うことができます。相手が言ったことに感情を込めて反応することができますから、会話も弾みます。これらの形容詞が多少大げさに感じたとしても、会話の相槌としてはそれほど強い意味はないので、気軽に使ってみるようにしましょう。また、イギリス英語では、Lovely!(「いいね!」)という形容詞もよく使われます。Loveという言葉を含んでいるので、恋人同士で使う表現かと思い、やや尻込みしてしまいそうになりますが、イギリスでは誰に対してもこの形容詞を普通に使います。ですので、イギリス人と会話をすることがあったら、ぜひこの相槌も試してみてください。

 さらに、相手の発言に対して「信じられない!」という風に、少し反対の意を表したいときの相槌もたくさんあります。例えば、Really? (「本当?」)やSeriously? (「まじで?」)といった表現が便利です。それから、相手の発言の念を押すように、Are you sure?「本気?/本当にいいの?」と聞くこともできます。Sureという単語は、文字通りに訳すと、何かを確信しているという意味になるので、相手の発言の真偽を確かめたいときに特によく使います。これはSure?という風に、Are youを省略して使うこともできます。この表現は文脈によって少しニュアンスの違いが出てくるので、実際の会話での例を見てみましょう。

-Well, we are supposed to change the trains at the next station. (「えーっと、次の駅で電車を乗り換えることになってるみたい。」)

-Are you sure? (「本当に?/本当にそれで正しいの?」)

-I will treat you today. (「今日は僕のおごりだよ。」)

-Oh, are you sure? (「ええ、本当にいいの?」)

-Do you want ice cream? (「アイスクリームほしい?」)

-Hmm, no. (「うーん、いいや」)

-Sure? (「本当に?」)

 驚きを表す相槌の応用編では、相手の言ったことに「え、そうなの?」と聞き返すようにしてみましょう。例えば、Is that so?(「そうなの?」)とかIs it?(「そう?」)という風に文章を使った相槌になります。しかし、ここで注意しなければならないのは、これらの相槌は相手の発言に文法を合わせなければならないということです。ですから、最初はとても難しいと思います。会話の例を挙げてみます。

-I think it’s gonna rain in the evening. (「夕方雨が降ると思う。」)

-Do you? (「そう思う?」)

-She went to the restaurant with him. (「彼女は彼とそのレストランに行ったんだよ。」)

-Did she? (「そうだったの?」)

-You are a little bit strange today. (「君、今日はちょっと変だね。 」)

-Am I? (「そう?」)

このように、相手の発言に対して、文法を適応させる必要があるのです。ですので、いきなりこれを目指そうとするのではなく、会話に慣れてきたら取り入れるようにしてみましょう。

<納得したときの相槌>

 上記の同意を表すときの相槌と少し似ていますが、相手の説明や解説が理解できたとき、あるいは相手の言っていることが理にかなっているときに使える相槌をご紹介します。日本語では、「なるほど」というようなニュアンスになります。

 最も簡単でよく知られているのは、I see(「わかった」)、I understand(「わかった」)などです。これ以外にも、会話で頻繁に使われるもののうちに、I got it(「わかった」)もあります。これを実際に使うときは「アィ・ガティット」や「アィ・ガリット」のようにgotとitを繋げて発音するようにすると、いい感じに聞こえます。

 さらに、中学英語でも習ったI agree (with you)(「同意します」)という表現も、会話ではよく使われます。日本語に訳すと「同意する」となるので、かたい表現のように思われがちですが、そんなことはありません。自分が相手と同じことを考えているときに使うことができます。例えばこういうカジュアルな会話でも使えます。

-I wanna watch the film! How about watching it next week?(「あの映画観たい!来週観に行かない?」)

-I agree. It looks so nice.(いいね。超良さそうだよね。)

 他にも、文字通り納得の意を表すことのできる相槌があります。例えば、That’s why(「そういうわけか/だからか」)などや、That makes sense(「意味が通じる/理にかなっているね」)などです。まず、That’s whyというのは、文字通りに訳すと「そういう理由で」という意味になりますので、相手が理由を説明したときの対応としてよく使われます。例えば、以下のように使います。

-Why are you so quiet today? (「なんで今日はそんなに静かなの?」)

-Because I have a sore throat. (「喉が痛いからだよ。」)

-Ah, that’s why (you are quiet). (「ああ、だからか。/だから静かなのか。」)

それから、That makes senseという表現も、上手く使えるとうになるととても便利です。これは、直訳すると「意味が通じる」、「筋が通る」、あるいは「意味がある」となります。しかし、実際の会話においては、もっとカジュアルに、相手の発言が理にかなっていて納得できるものであるときによく使われます。

-You should expand your vocabulary first so that you can speak more fluently. (「もっと流暢に話せるようになるために、まずは語彙を増やすべきだよ。」)

-Yeah, that makes sense. (「ああ、なるほどね。」)

上記の例では主語をThatにしましたが、Itにすることも可能です。難しそうに思えるかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単です。とても役に立つ相槌なのでおすすめです。

<まとめ>

 これまで、英語での相槌の方法をたくさんご紹介してきました。スムーズな会話のためには、上手に相槌を打つことがかかせません。自分が話しているときに相手が黙っていると、気まずくてどぎまぎしてしまい、上手く話せなくなってしまいますよね。相手もきっと同じように思うはずです。また、相手が言っていることをきちんと理解しているということを明らかにするためにも、適切な相槌を打つことが大切です。ここに挙げた相槌を頭に入れた上で、スムーズにできるように練習してみましょう。もちろん始めは上手くできないと思います。しかし、繰り返し練習していくうちに、少しずつですが必ず上達します。そしてなにより、相槌を打つタイミングを見計らいながら相手の会話を聞くことになるので、集中力もアップし、相手の発言をより良く理解できるようになるでしょう。相槌のヴァリエーションを頭の中にストックしておき、いざというときに使えるようにして、英会話を楽しみましょう。

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