TOEIC完全攻略法!TOEICで高得点をゲットするコツ

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ますますグローバル化が進む現在、今や企業での人材採用における重要なポイントとして定着してきたTOEIC。それだけでなく、TOEICの得点によって、手当を出す企業まででてきているのですから、TOEICが、いかに重要な資格と化しているかが肌で感じられるようになっています。

TOEICが、なぜここまで重要視されるのかというと、その人の総合的な英語力を判断するのに、TOEICほどあてになる指標は、今のところ、他に存在しないからです。英検に関しては、1級をもっていても、全くしゃべれない、というケースがあると聞いたことはありますが、 TOEICに関しては、まぐれで高得点ということは稀で、私がこれまで知り合った方々から判断しても、見事に本人の英語力と一致していました。とはいえ、「へえ、そんなに便利なものなら、とりあえず、受けてみよう!」と、なんの準備もせずに丸腰で挑むのは、無謀です。

それは、基礎体力をつけずに、トライアスロンに挑むようなもの。

撃沈するのが目に見えています(^^;)。

そこで、この記事では、TOEICで、実力をつけて高得点をマークするための、メソッドをご紹介します!

ヘタな小細工は止めよう

上述の通り、TOEICが社会で重要視されるのを反映して、現在ではTOEICの受験予備校のようなところもあります。

こうした学校では、高得点を叩きだすことだけをゴールにした、いわば「裏ワザ」的なテクニックを指導しているところもあるようですが、これは、ハッキリ言っておススメしません(><)!

率直に言わせてもらうと、お金と時間のムダです。

実力もないのに、点数だけとって、どうするんでしょう?って話です。

そんなの付け焼刃ですよね?

それで、まんまと希望の企業に採用されたとしても、入社後実力がバレて、「ズルしたんじゃない?」って赤っ恥をかくハメになるだけです。

そんな小手先のテクニックを覚えるのに余計な労力を使うくらいなら、単語のひとつでも覚えた方が、身のためです。

『しっかりと実力をつけることで、晴れて実力に見合った点数を獲得する』。これがベストな方法です。

具体的な攻略法とは?

では、実際にTOEICを攻略するためには、どうすればいいのでしょうか?TOEIC攻略法とは、すなわち英語の読解力・リスニング力において、実力をつけることとイコールに他なりません。

そこで、ここから実力別に、具体的にその方法についてご説明させていただきますね。

すでにある程度の実力のある方

すでに実力のある方は、もう実践なさっていることと思いますが、やるべきことは極めてシンプルです。

これまでのTOEICの過去問題集と模擬試験集をこなしていく。

(注:実際の試験のように、きちんと時間を測って行ないます←ここ重要)

  1. 不正解だったところの解説を読み、納得いくまで調べて咀嚼する。
  2. ある程度の時間が経過したら、不正解のところだけを、正解するまで再度解いていく。

これだけです。

海外で評判の高いESLスクールに通った経験がありますが、そこでも、TOEIC対策については、①と②をやっているだけです。

でも、実際に効果があります。ただ、やりっぱなしだと、ミスったところをまたミスしかねないので、③でダメ押しをします。これは、本当にシンプルですが、TOEIC独特の試験のスタイルに慣れていくことで、明らかに効果を発揮します。

実力をつける必要がある方

では、次に実力をつけていく方法、すなわち英語の総合力をつける方法をご説明いたしますね。

辞書選び

英語学習者として基本となるのは、まずは辞書選びからです。「えっ、そこから?」って声が聞こえてきそうですが、辞書って、実は超重要ポイントなんです!

「判った!なら英英辞書を使うんでしょう?」って声も聞こえてきそうですが、そこに進むのはまだです(笑)。ちなみに、英英辞書が英語力を高めるのに役立つというのは事実ですが、ここでは、基礎から実力をつけることを目的にしておりますので、英和辞書に焦点を当てます。

「辞書なんて、どれも同じじゃないの?」そう思われるかもしれませんが、実は、機能性、使い勝手において、全く違うんです!嘘だと思われるなら、書店でためしに比較してみることをおススメします。また、辞書にある単語の意味も、英語本来の意味と、ニュアンスが少々異なったりします。結構ショッキングですよね?辞書に間違いがあるなんて。でも、結局は、日本人が編纂しているので、少々は許容範囲内の事なんです。で、様々な英和辞書の中で、わたくしがイチオシなのが、Genius(大修館)です。

その理由は:

  1. 私が判断する限り、イチバン英語本来の意味に忠実。
  2. 可算名詞・不可算名詞の別が明確に記載。
  3. 自動詞・他動詞の別が明確に記載。
  4. イディオムが豊富

といったところがメインの理由です。2と3は、ノン・ネイティブには、重要ポイントなので、これがきちんと記載されているのは特に嬉しい!

参考書選び

次に参考書ですが、これもピンキリです。価格ではなくて、そのクオリティに関して、です!真剣な英語学習者にとって必携の書ナンバー1が、英文法解説(金子書房)です。でも、参考書を、文字通り参考にするだけでは、ダメです。この内容、つまり英文法の法則を、全て自身の中にインプットしなければなりません。
(一語一句、という意味ではありませんので、ご安心くださいね。笑)

『歩く英文法解説』を目指してください。それができれば、英語については、もう最強、コワイものなしです!もう一冊、超おススメなのが、英文標準問題精講(旺文社)です。この中の英文を全て読み解けるようになれば、読解力が格段にアップするので、英字新聞やニューズウィークなども、スラスラ読めるようになります。

この2冊がおススメな点は、なんといっても例文が格調高いことです。標準問題精講に関しては、フィッツジェラルド、スタインベックなど、名だたる文豪が、名を連ねていますので、彼らの文章に慣れていくことで、どんな文章が高尚で、アタマが良い書き方なのか、というセンスが養われます。

日本人でも、何が言いたいのか判らない、支離滅裂な文章を書いたり、論理性に欠けた話し方をする人がいますよね?英語も同じこと。ネイティブだからといって、みんながみんなきちんとした英語を話すと思ったら大間違いなんです!なので、英語学習の段階では、こうした格調高い文章を素材にして学ぶのが、とっても大切です。長文読解に関しては、まずこの2冊を徹底的にやっておけば、盤石です。確実に実力がつきます。

英文法って、無用の長物じゃなかったの!?

「日本の英語教育なんて、全然役に立たない。文法ばっかり叩き込むから何年学んでも、一言も話せるようにならない!」日本の学校教育をこのように批判する向きがありますが、これは、大変な誤解です。幼少期に海外で育った帰国子女ならともかくとして、大人になってから英語を学ぶには、

文法をセオリーとして理解したうえで、文章を構築していく必要があります。理解するにも、文法ありきなんです。

たとえば、「これ、下さい」「このバスは、〇〇まで行きますか?」

こんな程度の英語であれば、文法を知らなくても、誰でも理解し、また話せるようになりますが、込み入った考えや複雑な事柄を読解する、あるいは作文するには、文法は必須です。英語というのは、一定のルールに従って文章を構築する秩序だった言語なのです。日本語だったら、主語が抜けていたり、多少語順が違ったりしても、なんとなく通じるということはありますが、

英語の場合、そんなことをしたら、命令なのか?はたまた質問なのか?意図が伝わらなくなったり、誤解釈されてしまったりするリスクがあるのです。本人は、そのくらいの間違い、たいしたことない、と思っていても、それが大きな誤解に繋がることもありえます。なので、英語は、論理的な思考をしない人には、あまり向いてない言語と言えるかもしれません。

参考書の具体的な活用方法とは?

では、いよいよ参考書の具体的な使用法に入りますね。といっても、その方法は、極めてオーソドックスです。

英文法解説(金子書房)

これは、もうかゆいところに手が届くというくらい、英語の文法についてビッシリ網羅してします。英語の文法で、あやふやな部分があったら、ほとんどのことはこの一冊で解決できるはずです。これを、最初の名詞の項目から、ぜーんぶ通読します。

結構ボリュームのある本なので、最初は圧倒されるかもしれませんが、英語学習者にとっては、まさに目からうろこの内容なので、英語好きな方なら、むしろ楽しく読めるでしょう。

「あ、ここ重要!」「えっ、知らなかった」と思ったところは、マーカーしてもいいですね。そして、項目ごとに理解度をチェックするテストがありますので、これも解いていきます。それもやりっぱなしにせず、次の項目を終えたあたりで、間違えたところを、もう一度解いて、ダメを押しましょう。

英文標準問題精講(旺文社)

英文法解説で、体力をバッチリつけたら、今度は力試しに、こちらを解いていきます。こちらも、やりっぱなしにせず、しっかりと復習を怠りなく。解けるまで繰り返します。復習するタイミングは、直後ではなく、忘れた頃にするのがコツ。

この2冊をガッツリやっておけば、英語力がもう格段にアップします。

「こんな古い英語、誰も使ってないじゃん!」という批判をする方もいらっしゃるかもしれませんが、それは、的外れな意見なんです(^^;)。

英文法に古いも新しいもありません。

このレベルが判るようになることではじめて、TOEICの問題や英字新聞がスラスラ読めるようになるのです。イージーな文章だけしか触れていなければ、その上のレベルのものは、永遠に歯が立ちません。でも、先に難易度の高いものをこなしておけば、他はそれと同等かそれより下のレベルになるわけですから、征服可能なわけです。また、難解なものをこなしておくことによって、応用力も身につきます。

実際、これをこなしていったわたしは、海外に渡ってホームステイしたところ、ホストファザーに、「君、そんなにペラペラなのに、なんで留学しに来たの?」と、驚かれましたし、現地でイチバンクオリティが高いと言われる学校でも、Superiorというトップのクラスに配属されました。また、他クラスでアナウンスメントをしたところ、教師に間違われたのです(^^;)。なので、この2冊は、自身の経験からも太鼓判を押せます!

リスニング強化のためには?

リスニング力を総合的に向上させる方法は、別記事にまとめましたので、そちらをご参照いただきますが、TOEICはリスニングも独特ですので、これもやはり、過去問題集と模擬試験集で慣れていくのが、正攻法であり、ベストです。数をこなせばこなす程、正答率も上がります。

リスニング問題の裏ワザ公開!

TOEICに関しては、裏ワザNGと申し上げましたが、リスニングテストに関しては、正答率を高めるための、ちょっとしたテクニックを考案しました。TOEICのリスニングにおけるネックは、『メモとり』が一切禁止なことです。

答えが確実にどれか判っている時は問題ありません。問題は、ひっかけっぽくなっている時。そういう時は、選択肢を全部聞いてから決めたいのですが、メモを取れないので、選択肢の中でどれがイチバン濃厚だったのか、全て聞き終えた時点で判らなくなってしまうことがあります。

もしメモが取れたら、「一応今の時点では、仮でA。全部通しで聞いてみたら、他の選択肢は明らかに違うので、消去法でやっぱりA」というのを、まるで囲んだりして、印をつけておくことが出来るんですが、それが一切できません!

そこで、この問題を解消するために編み出したテクニックを、本邦初公開しちゃいます。

ジャーン!

それは、『指を折っていく』ことです。

あらかじめ、左手の親指をA,、人差し指をB,、という風に割り振っておきます。(左利きの人は、右手で行ないます)で、リスニング問題の時、ちょっと不確かな時には、まずその不確かな選択肢の指、例えばAなら親指を折っておきます。で、最後まで聞いてみて、他に正解が無ければ、消去法で、折っている指をみて、親指ならA、ということで、Aにマークし、他に正解が出てきたら、それにマークする、というわけです。

ただし、ルールが変更されちゃうと困るので、バレバレではなく、こっそり指折りして下さいね(笑)

まとめ

ここまで実践したら、あなたは、もう確実に高得点をマークできるはず。

それだけでなく、英語力全般について、相当な実力がついているはずです。

ほとんどの英文を読解する能力も身についているでしょう。

どちらかというと、TOEICの高得点は、そのおまけ、あるいはご褒美みたいなものです。

是非この記事の内容を行動に移して、高得点をゲットしてくださいね!

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