TOEICの前日対策!600点をめざす人がやるべき3つのこと

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TOEICの前日!一夜漬けでも100点アップをめざすには?

「一夜漬けでTOEIC」なんて無謀、それでもどうにかして、今からでも100点アップをめざしたい!と慌てていませんか?

まずは一度落ち落ち着いてください!気持ちばかりが焦っても良い結果は得られません。残された時間は少なくても、ひとつずつ、やるべきことをやりましょう。

結論を言うと、TOEICはゲーム性の高いテストですので、一夜漬けには一夜漬けなりの攻略法があります。

この記事では、初めてTOEICを受ける方、または400~500点から600点台をめざしている方におすすめしたい「TOEICの前日対策」を解説していきます。

【初心者向け対策】TOEICのルール確認

TOEICを何度も受験している方は読み飛ばしてください。ここでは初めて、またはTOEIC受験経験が浅い方のためにTOEICのルールについて解説していきます。TOEICに慣れていない方はまず、TOEIC独特のルールや時間配分に慣れることが先決です。

単純すぎてバカバカしいと思わずに、持ち物の確認・時間配分のチェックからスタートしてみましょう。

持ち物

・受験票
・本人確認書類(写真つき)
・筆記用具
・腕時計

以上が、必須となる持ち物です。受験票には証明写真と署名が必要。プラスで、写真つきの本人確認書類が必要となりますので、運転免許証や学生証などを前日までに用意しておいてくださいね。

筆記用具はえんぴつ・シャープペンシル・消しゴムが認められています。使いやすいもので構いませんが、マークシート専用のシャープペンシルがおすすめです。

参考URL:Amazon

また、TOEICは時間との勝負!

これは本当です。出だしが好調でも、時間配分でミスをしないように、腕時計で残り時間を確認しながらテストを進めます。

※残り時間のアナウンスはありません※

時間配分

TOEICを初めて受ける方が戸惑いやすいのが、「時間配分」です。リーディングセクションに与えられた時間は、75分。75分の間に、合計100問の問題を解きます。理想的な時間配分は、以下のとおりです。

  • Part5:10分(30問)
  • Part6:10分(16問)
  • Part7:55分(54問)

初めてのTOEICなら、この配分を頭に入れておくだけでも、大きな差がつきます。理想的な時間配分を目安に「解けそうにない問題は諦める」ということが重要なのです。

前日対策!500点から600点をめざす人がやるべき3つのこと

続いては、500点前後から600点をめざす方がやるべき前日対策です。前日対策として紹介しますが、継続的におこなっても必ず力になる方法をピックアップしました。

①単語

前日であっても、1日あれば10~20の単語を覚えることはそう難しくありません。

コツは、センテンス(文章)で覚えることです!

たとえば「soccer」という単語でも、「I play soccer every day」と覚えるほうが、意味をセットで理解しやすいのです。(しかも、英語は簡単そうなセンテンスにも重要な文法がつまっています!)

長くて難しいセンテンスで覚えようとする必要はありません。あくまでも短い一文で、なんとなく内容の情景が想像できるものを選びましょう。

おすすめアプリ

マジタン

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  • 10段階の細かいレベル分け
  • 反復学習で徹底的に暗記
  • 連語表記でまとめ暗記可能
  • 時間制限で緊張感がある

②模試

単語練習をおこなったら、次は模試です。コツは、本番と同じようにおこなうことです!500点前後の点数であれば、まだまだ「TOEIC慣れ」していない方がほとんどだと思います。

まずはTOEICの長いテスト時間に慣れるように、本番同様に模試をおこないましょう。

おすすめアプリ

アプトレ

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  • 全20問でスキマ時間に活用できる
  • 実力判定モードでスコア予測可能
  • パート別演習あり
  • リスニングパートで音声速度調整可能
  • 苦手な単語をリストに登録できる
  • 高得点へのアドバイス付き

③同じ問題をくりかえす

英語力を伸ばす方法はとてもシンプルで、ただひたすら同じ問題を繰り返すことです。これはTOEICに限らず、日常会話にも通じること。

なぜなら英語はパズルのようなもので、ひとつのセンテンスでも、丸暗記するだけで表現の幅が広がるからです。

「単語が分からなければ意味がない」と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。

「I will go to Japan」この簡単な一文を覚えるだけでも、「willのあとには動詞の原形」というルールが身に付きますよね。もちろん、この限りではありませんが、最初はそのくらいで大丈夫。

簡単なことを完璧に、これが前日対策ではもっとも重要になります。同じ模試を繰り返しながら、ひとつでも多くのセンテンスを丸暗記してしまいましょう!

さらに詳しく!TOEICの前日セクション別対策

さて、もう少しじっくり前日対策について知りたい方はここからが重要です。リスニング、リーディング、それぞれのコツをお伝えします。

リスニング

Part 1

参考URL:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample01.html

6つの写真描写問題です。それぞれ、写真を見ながら会話を聞き、4つの選択肢から正しい回答を選びます。このパートでのポイントは、さっさと「不正解」を排除していくこと。

具体的には、以下のとおりです。

  • 写真にない単語が入っている
  • 受動態+進行形

このふたつが正解になることは、ほぼありません。もちろん、必ずこのふたつが入っているとも限りませんが、どちらかに当てはまる場合には、迷わず排除しましょう。

Part 2

25問の応答問題です。ひとりめの発言に対して、3つの選択肢から適した回答を選びます。このパートは、ひっかけ問題にされていることが多いのが注意点。たとえば、同じ単語・類似発音・WHY/HOWで始まる質問分などがひっかけに使われることが多くあります。

前日対策で、すべてを抑えるのはむずかしいでしょう。そのため、「自分が会話しているつもり」になって聞くことが重要になってきます。

「WHYで始まったけど、なぜ?と訊かれているわけではないかも・・・」と思ったら、その直感を大切にしてください。事実、「Why don’t you~?」のように、「~しない?」という質問のことがあります。

Part 3&Part 4

Part3では全39問、2~3人の会話を聞き、その内容についての質問が流れます。4つの選択肢から適した回答を選びます。Part4では全30問、アナウンスを聞き、それに対しての質問に、4つの選択肢から適した回答を選びます。

このふたつのパートで重要なコツは、「会話の出だし」と「名詞」です。

会話の出だしを聞き逃すと、どんな場面での会話かも分かりません。そして、それこそがもっとも重要なことなのです。

「どこで、どんな関係性の人同士が話しているのか」を聞き取れるように、集中して聞きましょう。また、全て聞き取ろうとするのではなく、このパートに関しては「名詞」が重要です。

たとえば「passport」や「credit card」のように、なんとなく使われる場面がイメージできる名詞を拾えると、ベストです。

リーディング

Part 5&Part 6

Part5は全30問の、穴埋め形式問題です。

参考URL:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample05.html

Part6は全16問の長文穴埋め形式問題です。


参考URL:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample06.html

このふたつのパートも、同じコツで解くことができますので、まとめて解説していきます。

前日対策として、覚えておくべきポイントは、以下のとおりです。

  • 助動詞+動詞の原形
  • 前置詞+名詞or動名詞
  • 冠詞+名詞
  • 形容詞+名詞

この4つの法則を覚えるだけで、単語や文章全体の意味が分からなくても、選択肢にある単語の「形」で選んでいくことができるのです。

ちなみに・・・

  • 助動詞とはwill/can/mayなど
  • 前置詞とはwith/in/forなど
  • 冠詞とはa/theなど

ひとつひとつの意味や使い方を細かく覚える必要はありませんし、前日対策でそこまで持って行くのはむずかしいでしょう。なんとなく「助動詞っぽい」というイメージで覚えておくだけでも、選びやすくなります。

Part 7

参考URL:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample07_01.html

全54問の長文問題です。じつは、長文問題ではリスニング時のテクニックを応用することができますので、コツだけおさえておけば前日にそれほど時間を割かなくてもOK。

もちろん、「長文で点数を上げたい!」というなら別ですが、一夜漬けで点数を上げたいなら、長文よりもリスニングやPart6までのセクションを重点的におこなうほうが効率的です。このパートでのコツは、以下のとおりです。

  • 設問を読む
  • 問題文の1行目を読む
  • 設問を読む
  • 問題文の2行目を読む

これの繰り返しです。最初に設問を読むことで、「キーワード」が目につきます。「何を訊かれているのか」を理解してから問題文を読むことで、回答を見つけやすくなるのです。

ここで、リスニング時のコツである「名詞を拾う」というテクニックが活きてきます。また、長文ではついつい時間も気になり、一気に読み進めてしまいがち。

ですが、それでは気になる単語が散らばってしまい、なかなか回答に辿り着けません。1行読んだら設問、を繰り返すことで、設問と問題文がマッチする部分を見つけましょう!

TOEICの前日対策!意外と重要な過ごし方

とくに初めてTOEICを受ける方にとって重要な前日対策は、「過ごし方」です。TOEICは時間も長く、会場も独特の雰囲気が流れているので、まどわされないようにしましょう!

お酒は控える

当たり前ですが、前日はお酒を控えてください。

個人差はありますが、アルコールが完全に「集中に無害なもの」へ変わるまで、なんと12時間もかかるそう。また、お酒を控えることは自分だけではなく隣の席の人への配慮にもなります。自分では気づかなくても、お酒が残っていると意外とにおいます。

同様の理由で、お酒だけではなく香水や強すぎる柔軟剤などにも注意しましょう。

早めに寝る

もし、「一夜漬けするか、寝るか・・・」と悩んでいる人がいたら、私は寝るほうをおすすめします。

中学生レベルの英語力であれば、TOEICでは「集中力」が重要になってくるからです。私にも「もっと集中できれば違ってたな」という経験があります。

もちろん、TOEICに遅刻も厳禁。

最低6時間の睡眠は確保できるのが理想です!

当日の昼食を早めに計画

会場によって差もありますが、13時ころから開始されるTOEIC。

「お昼、抜いても大丈夫かな?」と思っても、2時間あることを忘れずに。集中するとお腹が空きますし、空腹は集中力を妨げてしまいます。

2~3時間程度目に「腹八分目」くらいのランチを済ませておきましょう。

まとめ:TOEICは慣れも重要!ゲーム感覚で楽しむのもあり!

TOEICは、何度も受けていくことも重要な点数アップの方法です。

一度の受験で目標をクリアしようとせず、まずは「慣れること」から始めてみてください。

ゲーム感覚で攻略していくことを楽しめるようになると、テストを受けること自体が勉強になり、自然と英語力も身についていきますよ!

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