「自分の語彙力がよく分からないから、どの単語教材を使えばいいのかも分からない……」と悩んでいませんか?
そんなあなたにオススメしたいアプリが、今回ご紹介する『アルク英単語パス』です。『アルク英単語パス』は「キクタン」や「究極の英単語」など、人気教材17冊分を収録したアプリで2018年にリリースされました。
収録内容も信頼できる教材なので高評価できますが、なんといっても「単語レベル診断」が優秀なんです!
私自身、TOEICは750だけど語彙力はどのくらいなんだろう?と、いつも単語教材を探すときに迷ってしまっていたんです。でも『アルク英単語パス』の診断を受けたら、ひと目で自分の語彙力が分かり、学習ガイドやオススメの教材の提案してもらたので、最適な教材をスムーズに選ぶことが出来ました!
これってすごく効率の良いことですよね☆そんな『アルク英単語パス』について、料金や使い方、メリット・デメリットなどをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1.「アルク英単語パス」の基本情報
まずは料金や学習機能など、基本的な情報をまとめました。
1.1.アルク英単語パスの利用料金をチェック!
『アルク英単語パス』は、ダウンロード自体は無料ですが、コンテンツの利用はすべて有料になっています。少し分かりにくい料金形態ですので、整理してみましょう!
1ヶ月使い放題定額 | 3ヶ月使い放題定額 | 1年間使い放題定額 | 単語診断回数券1回 | 単語診断回数券3回 | 単語診断回数券6回 | |
料金 | 1,600円 | 4,800円 | 19,200円 | 600円 | 1,800円 | 3,600円 |
キャンペーン価格 | 適用外 | 3,200円 | 3,600円 | 適用外 | 1,200円 | 1,800円 |
単語レベル診断 | 回数制限なし | 回数制限なし | 回数制限なし | 1回(購入から2日間) | 3回(購入から30日間) | 6回(購入から90日間) |
学習コンテンツ | 使い放題 | 使い放題 | 使い放題 | ✕ | ✕ | ✕ |
※2020年3月現在の料金プランです。(キャンペーン価格含む)
単語レベル診断だけでも充実しているのが『アルク英単語パス』のメリットですが、単語診断の為だけに課金するにはちょっと勿体ないと感じます。レベル診断の結果によって、「おすすめ教材」や「学習ガイド」がチェックできますので、使い放題プランがおすすめです。
今ならキャンペーン割引で、長期利用がかなりお得になるのもポイントですね◎。
1.2.アルク英単語パスの学習機能を簡単にチェック!
『アルク英単語パス』の学習機能は、以下の通りです。
- 単語レベル診断
- 英単語学習書籍17冊分収録
- 総合テスト14種類
- 学習進捗グラフ
- 復習機能
- 統合単語検索機能
- まとめて聞く機能(リスニング)
これだけでも、充実度の高いアプリであることが分かるのではないでしょうか?次の項目から、使い方を詳しく解説していきます!
2.「アルク英単語パス」の使い方・学習機能を詳しく解説
ダウンロードから学習方法まで、詳しくチェックしていきましょう。
2.1.新規会員登録を行う
『アルク英単語パス』は、単語レベル診断も学習コンテンツも、会員登録が必要です。
こちらの画面で自分の情報を入力していきます。(この時点では課金されません)メールアドレスは不要なので、IDは覚えやすいものにすると◎すべて入力すると、ログイン画面に戻れます。
ログイン後「プラン購入」から課金して、学習コンテンツを利用開始しましょう。
2.2.単語レベル診断を受けてみる
まずは『アルク英単語パス』の単語レベル診断を受けてみましょう!「単語レベル診断」をタップすると、以下の画面に移ります。
- あまり自信がない:初級~中級(英検5~2級)
- まあまあ自信がある:中級~上級(英検準2~準1級)
- 自信満々:中級~超上級(英検準2級~1級)
それぞれレベルに幅があるので、使い放題プランに加入したら全て試してみるのもおすすめです!「あまり自信がない」でも、英検2級レベルの問題が出題されるため、100点はなかなか難しいですよ。
レベルを選んだら、次は診断コースを選択します。
時間がない時には制限時間5分の「簡単診断」、余裕のある時やより正確なレベルを知りたい方は制限時間15分の「精密診断」を選びましょう。(問題は選択式なので精密診断でも15分かからないと思います)
このように解答を選択し、「次の問題」をタップすると進みます。自動では次の問題に移らないので、注意してくださいね。
すべて解答を終えると、すぐに診断画面が表示されます。
自分の単語力が「英検」「TOEIC」「TOEFL」「語彙数」で把握出来るのは良いポイントですよね◎さらに画面をスクロールすると、学習ガイドまで載っています。
『アルク英単語パス』収録されている17冊分の教材から、自分に適したものがひと目で分かるのでとても使いやすい機能です!(個人的に、ここがイチオシポイントだと思います)
3.教材を選んで学習開始!
ホーム画面から気になる教材をタップし、ダウンロードすると学習出来る仕様です。
さらにダウンロードした教材をタップすると、上記画面が表示されます。コンテンツをひとつずつチェックしていきましょう!まずは「今日の学習」から。
学習する単語数などを設定することが可能です。学習は、以下3つのステップで進んでいきますので、各ステップごとに紹介していきます!
3.1.<STEP1>
STEP1では音声のみを聞き、解答を選択。
正解でも不正解でも、単語が表示されます。
3.2.<STEP2>
STEP2では例文の音声を聞き、自分で単語を発音します。
「詳しく見る」をタップすると品詞変形など細かくチェックできるのがポイントです◎
3.3.<STEP3>
STEP3は復習テスト!出題形式を選択して、スタート。以下、出題形式の一部を紹介します。
音声を聞いて英訳を打ち込んでいく形式
空欄に当てはまる単語を発音する形式
空欄に当てはまる単語を選択する形式
和訳や英訳を解答を選択する形式
ここまでが、「今日の学習」で出来る内容です。出題形式が豊富なので、簡単な問題でも頭をフル回転していく感覚がありました。続いては、「総合テスト」を見てみましょう!
上記画像のように、出題範囲や出題形式を選択します。各出題形式は先ほど解説した「今日の学習 STEP3復習テスト」と同様です。
問題はその都度、正解・不正解が表示されますが、終了後にもテスト結果として見ることが出来ます。「まとめて聞く」はリスニング機能に当たりますが、以下3つのパターンから選択可能です。
チャンツ
単語/例文
「チャンツ」とは、リズムに合わせて英語を聞いて行く学習方法で、子供向けの英会話教室などで取り入れられていることが多いです。「単語」「例文」は英語のみの音声になります。表示自体は同じ画面で、読み上げが単語か例文かの違いです。
ここまで紹介した「今日の学習」と「総合テスト」、「まとめて聞く」がメインとなる学習コンテンツです。他「知らない単語」と「お気に入り」については、チェックしたり間違ったりした単語が一覧で表示されるだけですので、補助的な要素でしょう。
4.その他の気になる機能をチェック!
『アルク英単語パス』には、基本的な学習機能のほか、使い勝手のいい機能が満載です。
ホーム画面右下の設定ボタンを押すと、すべてのコンテンツに対する細かい設定を変えることが出来ます。
他のアプリでも、こうした設定変更は出来るのですが、「一気に変えられる」のはなかなかレアです!
また、検索ボタンは「統合単語検索機能」になっています。
気になる単語を入力し、どの教材で学習することが出来るかまで分かるのがポイントです!
5.ここがスゴイ!「アルク英単語パス」のメリット
実は『アルク英単語パス』って、英語系アプリの中でもあんまり話題になってないんですよね。でも実際に使ってみて感じたのは、かなり優秀なアプリということ。私が良いと思ったポイントをメリットとしてまとめました。
5.1.飽きずに使えるボリューム感!
『アルク英単語パス』の学習をひと通り終えると、ものすごい達成感があります。笑
でも内容的にはあくまでも単語ですし、一度に学習した単語も10程度とそれほど多くないんですよね。なのにこの達成感はどこから……?と考えてみると、出題形式のバリエーションが豊かだからだと思いました。
先ほども触れましたが、「穴埋め選択」や「聞いて発音」、「打ち込み」などなど……『アルク英単語パス』を使っている時の頭はフル回転です。その為、単調になりがちな単語学習でもメリハリが付いて飽きずに使えるんですね。
個人的に単語学習は飽きてしまって苦手なので、こうしたボリューム感で続けられるのは大きなメリットだと感じます!
5.2.自分の弱点が分かる!
やはり『アルク英単語パス』の売りである「単語レベル診断」はスゴイです。自分の語彙力が数値として見えるだけではなく、弱点も分かるんです。
例えば私なら、レベル判定の診断結果で「形容詞の間違いが多かった」と指摘がありました。弱点の発見は英語力アップへの第一歩とも言えますよね。弱点が分かれば、自分に必要な勉強が見えてきます。
また、アプリ内でお気に入り単語の登録などが出来るため、苦手単語が分かっていれば意識して登録することも可能です。例えば毎日なんらかの形で英語学習を継続したとして、1ヶ月に一度は「単語レベル診断」を受ける価値があると思います!
6.ここが弱い…「アルク英単語パス」のデメリット
『アルク英単語パス』に限ったことではありませんが、単語特化タイプのアプリはどうしても弱点が生まれてしまいます。ここでは、デメリットとして弱点を挙げるほか、解決策も提案していきます!
6.1.長文読解力は身に付かない
単語特化系のアプリでもっとも大きなデメリットとなるのは、長文読解力です。特にTOEICでスコアを上げるためには、長文読解は避けて通れません。
TOEIC学習で必要なことは、「語彙力」「長文読解力」「リスニング力」をバランス良く鍛えていくこと。どれが欠けてもダメですので、やはり単語系の教材は1つは必要です。
加えて、長文読解系やリスニングの教材も併用していくことがベストではないでしょうか。
6.2.単語定着にはもう一歩!
『アルク英単語パス』は単語特化アプリですが、残念ながら定着にはあと一歩……というのが正直な印象でした。というのも、非常にテンポ良く進んでいくのですが、それが定着のしにくさに影響している気がします。
例えば復習機能が自動的に反映されるようになったり、もう少しTOEIC感のあるテスト形式だったり、そういったアップデートがあればだいぶ良くなるのではないでしょうか。とはいえ、使いやすさは抜群ですので今後に期待です!
6.3.【解決策】アプリで学習した単語が使える教材を併用しよう!
単語アプリは必要ですが、単語アプリだけでは物足りません。単語アプリの上手な活用方法は、他教材との併用に尽きます。『アルク英単語パス』に関しては、収録内容は十分評価できるため、学習した内容を実践出来る教材があるとベストですね。
おすすめとしては、アプリなら『abceed(エービーシード)』です。『abceed』は、TOEIC教材が収録されているアプリで、解説など書籍の内容を閲覧することが出来ます。リスニングや実践問題に強いため、『アルク英単語パス』と相性の良いアプリと言えるでしょう。
「TOEIC教材をいつでも使える!大人気アプリ【abceed】の使い方を検証」ではabceedの使い方を詳しく紹介していますので合わせて読んでみてください。
まとめ
『アルク英単語パス』は、使いやすさでは高評価できるアプリです。定着や実践力の面でやや弱い部分もありますが、自分の語彙力を正確に測るにはとっておきと言えます。
個人的には3ヶ月以上の長期で使うよりも、レベルチェックや短期集中に向いているアプリだと感じます。そのため、迷っている方は「使い放題1ヶ月プラン」か、使いたい時にその都度「単語レベル診断回数券」の購入がおすすめです。
特にレベル診断は、思わぬ弱点発見に使えるツールですので、ぜひ一度試してみてくださいね!