家で英語をマスターする!英語の勉強におすすめな本8選

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英語を話せるようになりたい、聞き取れるようになりたい!というのは多くの人が感じていることだと思います。

  • 仕事で海外の方と会議をしなくてはならない方
  • 海外旅行をしたいけど会話に自信がなくためらっている方
  • お気に入りの洋画を英語で観たい方

様々な理由で英語を使えるようになりたいと感じていると思います。実際に英語を使えることによって、自分の行動範囲やできることの幅がグッと広がります。それに英語を話せるというだけでかっこいいと思いますよね(^^

しかし、日本の英語教育は文法中心・リーディング中心で英会話とは違ったものですし、英会話教室に通いたいと思っていてもお金がかかったり、、、なにより仕事があるのでそんな時間がなかったり…

ということで今回は家ででき、効率的に英語を上達させられるようにおすすめの本を紹介していきたいと思います!

英会話に必要なスキルは2つ

英会話に必要なスキルは

  1. スピーキング
  2. リスニング

なので、これらのことを中心に紹介していきたいと思います。

スピーキング

みなさんは英語に自信がないかも知れませんが、初めての人に会ったとき何と言いますか?

おそらくほとんどの人が「Nice to meet you」と言うことができるでしょう。また、「How are you?」と訊かれれば、「I’m fine, thank you」と答えることができると思いますが、なぜでしょうか?

これらの表現は英語を学ぶときに一番初めに練習するものなので何回も見た・聞いた・話したものでもうすでにフレーズ化されてしまっています。フレーズ化することによって、頭で日本語を考えることなく機械的に答えることができます。

いろんなシチュエーションのいろんな文をフレーズ化してしまおう!というのがスピーキングの効果的な勉強法の一つです。

そこで紹介したいのがたったの72パターンでこんなに話せる英会話』(明日香出版社)

この本の中には、様々なシチュエーションで使える言い回しがまとめられており、

日常で使えるフレーズも豊富なので、これから英会話を始めたいと思っている方におすすめです。当然CDもついているので、一緒に音読することで早く定着しますしとてもありがたいことに文法の解説もあるので、文法に自信がない方もフレーズの中にどのような文法要素が使われているのか把握することができます。また、フレーズごとに応用例もあるのでより深い表現も学べますし、自分で文をアレンジするヒントにもなります。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(森沢洋介 著 ベレ出版)

出典:amazon

も紹介しておきたいです。

この本は、左ページに日本語の例文、右ページに英訳が書かれています。この本も基本的にはフレーズ化なのですが、一番効果的な使い方としては「クイックレスポンス」です。つまり日本語を見て即座に英語に直すということです。これはプロの通訳の方も取り入れている方法で、この本はこの方法に最適です。まずは英語のフレーズをCDで聴いて、何回か音読しそれを、日本語を見てすぐ言うようにするという訓練をすれば、普段の会話のときもフレーズが出てくるというわけです。

言い回しと即答力を同時に鍛えられるので、勉強していてとても楽しいと思います。ここまで英語はフレーズが大事だと言ってきましたが、覚えるのが苦手という方も少なくないはず。見たり聞いたりしただけではなかなか覚えられない(^^;

そんな方におすすめなのがこちら

聞いて書いて話す英会話トレーニング』(コスモピア)

出典:amazon

この本のコンセプトはずばり「書く」です。実は覚えたいフレーズを書くというのはとても効果的な記憶法で声に出しながら書くと覚えやすいという話を実際いろんなところで聞きます。この本は書き込み式になっており、書いて覚える勉強法が可能になっています。それだけでなく、CDが付いておりシャドーイングの練習もできるようになっているので

どうやって勉強したらいいかわからないという方にもおすすめです!フレーズの数は60あり、それぞれに対して5つずつアレンジした例文が紹介されています。とてもシンプルなフレーズが多いので、初心者の方でも安心して勉強できます。

同じようにシャドーイングを取り入れている本として

英会話なるほど練習帳』(スティーブ・ソレイシィ 著 アルク)

出典:amazon

があります。この本のもう一つの特徴として問題形式になっていることが挙げられます。見て聴いてというインプットだけではなかなか頭に入らないと感じる方もいると思いますが、効果的な記憶法として、繰り返しアウトプットするというものがあります。問題感覚で解いて覚えたいという方におすすめの一冊です。もちろん聴いて音読することもできます。

ここまでの4冊は、音声を聴いて音読・シャドーイングをするということがメインでやはりスピーキングは自分で声に出すことがないと伸びにくいと思います。ですが、他にも面白い方法があります。

それは、英語で手帳を書くという方法です。手帳を書くという行為はスピーキングではないですが、考えを英語で発するという点では同じですし、書けるようになればある程度話せるようになるのも事実です。

手帳の良いところは、毎日こつこつ続けていくことと、楽しくできるところです。手帳をつけるだけと聞くと簡単なように感じますが、やってみるとこんな簡単なことも英語で言えないのかと気づくこともあります。

そんな時に助けになるのが、

毎日書ける 英語手帳フレーズブック(石原 真弓 著 学研教育出版)

出典:amazon

この本の特徴は、とにかくフレーズが豊富ということです。すごい数のフレーズがシチュエーションごとに書かれており、あなたが書きたいことも必ず載っているでしょう。

また、口語的なフレーズも多いので硬い雰囲気にならずに、カジュアルな表現で書くことができます。必要なことを英語でやってみるというのは飽きずに長続きしやすくおすすめです。スピーキングのおすすめの本はこんなところかなと思います。

もちろん他にも素晴らしい本がたくさんあるので、本屋に足を運んで自分の目で確かめるのも大切だと思います。なにを選んだらいいかわからない・違いがわからないと感じたらぜひ参考にしてみてください。スピーキングの勉強で重要なのは、口に出して読むことです。考えてみれば当然のことで、スポーツの練習のときに見て、読んで学習するというのは少ないと思います。

『実際にやってみる』ことが大事です。

次にリスニングに関するおすすめの本を紹介していきます。

〈リスニング〉

リスニングの勉強で一番大切なのは、たくさん英語を聴いて耳を慣れさせるとことです。

でも、ただ英語を聴いてどうするの?いくら聴いても理解できない…

と感じる人が多いと思います。そこでまずおすすめしたいのは

ゼロからスタートリスニング(安河内 哲也 著 Jリサーチ出版)

出典:amazon

その名の通り、初心者の方・これから始めようという方のための本で著者は有名な某予備校の人気講師です。リスニングをしていて日本人が聞き取りにくいところにはある程度傾向があり、それらのポイントごとにまとめられています。どうして聞き取れないのかがわかり、勉強していて自身の成長を感じられると思います。

また、本の中でリスニングに大切なシャドーイングとディクテーションができるようになっており、勉強法に困ることなく効率よく学習できます。英語には、直後の単語と音がくっつくという『音法』というものがあります。これは日本語には少なく、たくさんの日本人を悩ませています。この本には、音法も紹介されているので、よりネイティブに近い発音でシャドーイングをすることができます。発音が上達すると、短い文章を速くないスピードで読むときでも

聴いている人に英語が上手であるという印象を与えることができます。とにかく、英会話を始めたいが何をすればいいかわからないという方はこの本で1歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

英語学習の土台は、単語と文法だと言われていますがそれらを勉強するだけでもお金と時間がかかりますし、あまり成長を感じられるものではありません。そこで諦めてしまった方もいるのではないでしょうか。

そこで紹介したいのが

ALL IN ONE Basic』(高山英士 著 Linkage Club)

出典:amazon

リスニング学習用の本なのですが、本の名前からわかるようにこの1冊で単語・文法も同時に勉強できるようになっています。読み上げられる文章に意訳だけでなく、意味の単位での訳が書かれているので単語1つ1つの意味を確認することもできますし、どのような文法構造になっているのか追っていくこともできます。英語の基礎がこの1冊に入っているわけです。中学英語に不安のある方でもしっかり続けることができ、着実に力をつけていくことができると思います。

英会話を始めたかったけど、学生時代から英語が苦手だった方もこの1冊から取り組んでみてはどうでしょうか。ここまで紹介した本は、ディクテーション・シャドーイング中心の本でした。リスニングの勉強においてそれらはとても重要ですが、もう一つ重要なものは発音です。単刀直入に言うと、自分で正しく発音できないものは聞き取れません。日本語でも自分の知らない単語は聞いたときに聞き返してしまうと思います。実は発音を改善していくこともリスニング力を伸ばすことに繋がるのです。

そこで紹介したいのが

英語耳 発音ができるとリスニングができる(松澤喜好 著 アスキー・メディアワークス)

出典:amazon

この本には、発音方法が具体的に書かれています。

例えば、Sの発音・THの発音は舌をどこにあてて、こうやって息を吐くのような、発音矯正法が載っています。これは他の本にはあまり見ることがないです。英語を頭の中でカタカナに変換することなく、

英語のまま理解することを可能にしてくれます。また、豊富な種類の勉強法が紹介されているので、自分に向いているもの・勉強するものに合うものを見つけられると思います。この本を最後までやり切れば、本物の英語を聞き取れるネイティブに近い耳と発音を手に入れられるでしょう。映画などを観たり、実際に外国の方が話しているのを聞いて、大体の人が話すスピードが速いと感じたと思います。

確かに日本語と比べ、同じ時間で発する単語や音の数が英語の方が多いです。いくら知っているフレーズだとしても聞き取れないということがあります。単刀直入に言うと、速い英語を聞き取れるようになるには慣れることしかありません。

ではどうやって慣れるようにすればよいのでしょうか。TOEICなどのリスニング問題をひたすら解くというのも一つの手ですが時間もかかるし十分なスピードではありません。

そこでおすすめしたいのが

ニュース英語で耳を鍛える』という方法です。

英語でニュースを聞いたことのある方ならわかると思いますが、ニュースのスピードはとても速く、TOEICのリスニング問題や英会話教材のCD以上です。それに慣れてしまえば、ほとんどのシチュエーションで英語を聞き取れるようになります。

そして、私が紹介したいニュース英語の本が

CNN ENGLISH EXPRESS』(朝日出版社)

出典:amazon

この本にはその名の通り、CNNの様々なニュースが掲載されていて付属のCDで聴くことができます。また、ニュースの数が実に豊富でレベル別に分けられています。

具体的には、

  • 基礎トレーニング(記事数2)

5,6行の短いニュースで、ナチュラルスピード(実際の音声)のほかに意味ごとに区切って呼んでくれるゆっくりスピード区切りなしでのゆっくりスピードで聴くことができます。

  • NEWS DIGEST(記事数10)

基礎トレーニングよりも少し長いニュースで、音源はナチュラルスピードとゆっくりスピードがあります。

  • 実践編(記事数4)

500~600語程度の少し長めのニュースでその名の通りより実践的な感覚が味わえます。

  • 強化編(記事数2)

700~800語の長めのニュースで主にインタビューや、2,3人の人による対談などが多いです。これら4つのレベルに分かれており、自分に合ったものを選ぶこともできます。また、すべてのニュースに和訳と使われている重要表現が書いてあり、とても学習しやすく、リーディングの勉強にも適していると思います。

さらに、この本には別冊付録がありその中には、それぞれのニュースに関するリスニング問題・ディクテーション問題・ボキャブラリー問題が収録されており、ニュースを読む前に自分のリスニング力を試したり弱点を見つけることもできます。

この本は月刊なので毎月いろんなニュースで勉強することもでき、ニュースのジャンルも政治からサイエンスまで幅広いので、外国の方との会話のネタにもなるでしょう。ニュースのほかに、みなさんと同じように日々英語を勉強している方のエピソードや一からの勉強の仕方も書いてあるので、まさに至れり尽くせりな一冊となっています。リスニングに自信がない、何をすればいいかわからない…

そんな方にとにかくおすすめしたい一冊です。

たくさんの本を紹介させていただきましたが、英語を勉強する上で覚えておいてほしいことがあります。それは、毎日少しずつ長期間続けるということです。どんな勉強にも言えることですが、短い時間では満足するレベルまで達することはできないと思います。

特に英語は言葉なので、長い時間をかけて慣れ親しんでいくことが非常に重要です。近道はありませんが、速く上達に向かうことは可能です。これらの本がその助けになると幸いです。

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